結論:レトロ実機をワイヤレスで遊ぶなら、スーファミ・PS1/PS2・セガサターンは「レシーバー(受信機)だけ」を買い、手持ちのDualSenseやSwitchのプロコンをつなぐのがいちばん安く済みます。メガドライブとN64は、レシーバーとコントローラーがセットになった「2.4G版のパッド」を選ぶと、Amazon.co.jpで在庫のある製品だけで揃います。
どれも本体のコントローラー端子にレシーバーを挿すだけで、本体の改造は要りません。値段は1台あたり約3,000〜4,000円(レシーバーのみ)、パッドとのセットで約5,700〜10,400円です。
対応する本体とコントローラーは8BitDoの公式サイトの仕様表で、価格と在庫はAmazon.co.jpの商品ページで確認しました(確認日:2026年11月1日)。
早見表:本体ごとの選び方(2026年11月1日 確認)
| 本体 | 買うもの | Amazon.co.jpの価格 | つなぐコントローラー |
|---|---|---|---|
| スーパーファミコン | Retro Receiver for SNES/SFC | 3,690円 | 手持ちのPS4コントローラー・Switchプロコン・8BitDoのBluetoothパッド |
| メガドライブ | M30 2.4G(パッドとレシーバーのセット) | 10,370円 | 付属のM30(6ボタン) |
| PS1・PS2 | Retro Receiver for PS | 3,390円 | DualSense・DualShock 4・Xboxコントローラー・Switchプロコン |
| セガサターン | Retro Receiver for Saturn | 2,952円 | DualSense・Xboxコントローラー・8BitDo M30(Bluetooth版)など |
| NINTENDO64 | 8BitDo 64 2.4G(パッドとレシーバーのセット) | 5,690円 | 付属の8BitDo 64 |
| ゲームキューブ | Retro Receiver for NGC | Amazon.co.jpでは見つからず | DualSense・Xboxコントローラー・Switchプロコンなど |
| ファミコン・PCエンジン | 実機向けの選択肢は限られる(下で説明) | - | - |
※価格は2026年11月1日のAmazon.co.jpの表示。出品者や在庫で変わります。
いちばん持っている人が多いスーパーファミコンなら、まずはこのレシーバー1つで始められます。
この記事は「実機をワイヤレスにする道具」の比較です。エミュレーターで使うコントローラーを探している人はレトロゲーム・エミュ用コントローラーおすすめ8選、実機をテレビにきれいに映したい人はレトロゲームのHDMI高画質化コンバーターおすすめを先に見てください。
- 方式は2つ|「レシーバーだけ買う」か「専用パッドごと買う」か
- スーパーファミコン|Retro Receiver for SNES/SFC(3,690円)
- メガドライブ|M30 2.4G(パッド+レシーバー・10,370円)
- PS1・PS2|Retro Receiver for PS(3,390円)
- セガサターン|Retro Receiver for Saturn(2,952円)
- NINTENDO64・ゲームキューブ|64は専用パッド、GCはAmazon.co.jpに無い
- ファミコン・PCエンジンは注意|実機向けの選択肢が限られる
- つながらないときに確かめる3つ
- よくある質問
- まとめ|手持ちのコントローラーがあるならレシーバーだけでいい
方式は2つ|「レシーバーだけ買う」か「専用パッドごと買う」か

レトロ実機をワイヤレスにする方法は、大きく分けて2つです。
| 方式 | 中身 | よいところ | 気をつけるところ |
|---|---|---|---|
| レシーバーだけ買う | 本体に挿す受信機(Bluetooth) | 手持ちのコントローラーが使えるので安い。1つのコントローラーを複数の本体で使い回せる | つなげるコントローラーが製品ごとに決まっている |
| 専用パッドごと買う(2.4G版) | パッド+専用の受信機のセット | 買ってすぐ使える。ボタン配置が元の本体と同じ | そのパッドはその本体専用。値段が上がる |
「Bluetooth」と「2.4G」の違いは通信のしかたです。Bluetoothのレシーバーはいろいろなメーカーのコントローラーとつながります。2.4G版は、セットのパッドと受信機が最初から組になっていて、ほかのコントローラーとはつながりません。8BitDoの公式サイトでは、2.4G版の製品ページに「Bluetooth connection is not applicable(Bluetooth接続には対応しない)」と書かれています。
どちらも本体のコントローラー端子に挿すだけです。電源は端子から取るので、レシーバー側に電池や充電は要りません。遅延について、8BitDoは「virtually lag-free(ほぼ遅延なし)」と説明していますが、数値は公表していません。
選び方の目安は、手持ちのコントローラーがあるかどうかです。PS4・PS5のコントローラーやSwitchのプロコンが家にあるなら、レシーバーだけで済みます。ボタンの形や配置まで元の本体どおりにしたいなら、専用パッドを選びます。
スーパーファミコン|Retro Receiver for SNES/SFC(3,690円)

スーパーファミコンはレシーバーだけ買う方式で決まりです。8BitDoの公式サイトの仕様表では、対応本体が「Original Super Famicom (all models)」=スーパーファミコン全モデル、さらに「SNES/SFCと同じ形の端子を持つ本体」となっています。レトロフリークのようなスーファミ端子つきの互換機にも挿せます。
つなげるコントローラーは、公式の仕様表では次のとおりです。
- 8BitDoのBluetoothコントローラーとアーケードスティック
- PS3・PS4のコントローラー(DualShock 3/DualShock 4)
- Switchのプロコン・Joy-Con、Wii Uのプロコン、Wiiリモコン
注意点が1つあります。Xboxのコントローラーは、2021年9月以降のファームウェアに更新したものはつながりません。公式サイトに「Xbox Bluetooth controllers on the latest firmware released in Sep, 2021 are NOT supported」と書かれています。同じ注意は、NES用とメガドライブ用のレシーバーにも出ています。
レシーバーを2つ挿せば、2人同時プレイもできます(公式の仕様表に記載あり)。
Amazon.co.jpでは「正規品」と書かれた出品が3,690円、別の出品者の「1年保障付き」が4,980円でした(2026年11月1日)。中身は同じ製品なので、保証の付き方で選んでください。
スーファミ専用の2.4G版パッド(SN30 2.4G)も8BitDoから出ていますが、11月1日の時点ではAmazon.co.jpでカートに入れられる出品がありませんでした。エミュでスーファミを遊ぶ環境はスーパーファミコンエミュレーターおすすめ比較にまとめています。
メガドライブ|M30 2.4G(パッド+レシーバー・10,370円)

メガドライブは専用パッドごと買う方式をすすめます。理由は、メガドライブのソフトは6ボタン(ABC+XYZ)を使うものが多く、6ボタン配置のM30をそのまま使えるからです。
M30 2.4Gは、6ボタンのパッドと受信機のセットです。8BitDoの公式サイトでは、対応本体がメガドライブ・Genesis(北米版)・Analogue Mega SGとなっていて、連射機能もあります。Amazon.co.jpの商品ページには「USBケーブル接続でSwitchの有線コントローラーとしても使用可能」「連射機能はメガドライブシリーズ専用」と書かれています。
Amazon.co.jpでの価格は10,370円で、在庫ありでした(2026年11月1日)。
メガドライブ用のBluetoothレシーバー(Retro Receiver for Genesis & Mega Drive)も公式には存在しますが、Amazon.co.jpで見つかった出品は説明文に「Nintendo Switchへのワイヤレス接続を可能にし」などと公式の仕様と合わない記述があったので、ここでは紹介しません。
まちがえやすい点:M30には「2.4G版(メガドライブ本体用)」と「Bluetooth版(パソコン・スマホ・Switch用)」があります。パソコンやスマホのエミュで使うなら、Bluetooth版のほうです。2.4G版はメガドライブ本体に挿すための製品です。
パソコン・スマホで遊ぶ方法はメガドライブのエミュレーターおすすめ比較で説明しています。
PS1・PS2|Retro Receiver for PS(3,390円)

PS1・PS2はレシーバーだけ買う方式です。1つのレシーバーで、PS1とPS2の両方に挿せます。
このレシーバーは新しい世代の製品で、Bluetooth LEにも対応しています。そのため、スーファミ用で使えなかった今のXboxコントローラーもつながります。公式の仕様表に載っているコントローラーは次のとおりです。
- DualShock 4、DualSense、DualSense Edge
- Xbox One/Series/Elite シリーズ2/アダプティブコントローラー
- Switchのプロコン、Wii Uのプロコン
- 8BitDoの Ultimate Bluetooth・Pro 2・SN30 Pro+ など(公式に機種名の一覧あり)
コントローラーの振動にも対応しています。また、Windows 10/11のパソコンにつないでファームウェアを更新できます。
PS5を持っている人なら、DualSenseをそのままPS2で使えるので、追加で買うのはこのレシーバーだけです。Amazon.co.jpでは3,390円、在庫ありでした(2026年11月1日)。
同じ製品の別の出品(9,229円の表示)もありましたが、カートに入れられない状態でした。値段の安いほうで構いません。
セガサターン|Retro Receiver for Saturn(2,952円)

セガサターンもレシーバーだけ買う方式です。今回比べた中ではいちばん安く、Amazon.co.jpで2,952円でした(2026年11月1日・在庫あり)。
PS用と同じ新しい世代の製品で、DualSense・DualShock 4・Xboxコントローラー・Switchのプロコンがつながります。8BitDoのパッドでは、公式の仕様表にM30(6ボタン)が入っているのがポイントです。サターンも6ボタンのソフトが多いので、手持ちのコントローラーで押しにくければM30のBluetooth版を足すと、元のサターンパッドに近い配置になります。
M30のBluetooth版は4,580円でした。こちらはパソコン・スマホ・Switchでも使えるので、エミュと実機の両方で使い回せます。サターンのエミュはセガサターンのエミュレーターおすすめ比較で選び方を説明しています。
NINTENDO64・ゲームキューブ|64は専用パッド、GCはAmazon.co.jpに無い

NINTENDO64は、3本グリップの形とCボタンの配置が独特です。手持ちのコントローラーでは押しにくいので、専用パッドごと買う方式をすすめます。
8BitDo 64には「Bluetooth版」と「2.4G版」があります。N64本体で使えるのは2.4G版です。公式サイトでは、2.4G版の対応先がN64本体・Analogue 3D・Windows(有線)となっていて、付属の受信機をN64本体に挿して使います。スティックはホールエフェクト方式(すり減りにくい方式)で、受信機にセーブを保存するメモリー機能もあります。振動はAnalogue 3Dでのみ対応です。
Amazon.co.jpでは2.4G版が5,690円(グレー・残り10点)でした。Bluetooth版(6,631円)はSwitch・パソコン・Android用で、N64本体には挿せないので間違えないでください。
N64用のBluetoothレシーバー(Retro Receiver for N64)とゲームキューブ用(Retro Receiver for NGC)も8BitDoから出ていますが、2026年11月1日の時点ではAmazon.co.jpで出品を見つけられませんでした。公式サイトの販売ページ(eShop)では扱いがあります。ゲームキューブ用は、公式の仕様表ではゲームキューブ本体とWii(初期型 RVL-001 のみ)に対応しています。
Analogue 3DなどのFPGA互換機を検討している人はFPGA互換機おすすめ比較も見てください。
ファミコン・PCエンジンは注意|実機向けの選択肢が限られる

ファミコンとPCエンジンは、ほかの本体と事情が違います。
- ファミコン(初代):コントローラーが本体に直接つながっていて、挿し替える端子がありません。そのため、レシーバーを挿すことができません。
- NES用のレシーバー:8BitDoの公式の対応表記は「Original NES(海外版ファミコン)全モデル」と「NESと同じ形の端子を持つ本体」です。Amazon.co.jpでは「NEW FC/NES」と書かれた出品が6,980円でありましたが、ニューファミコン対応は出品者の表記で、公式の仕様表には書かれていません。
- PCエンジン:8BitDoの「PCE 2.4g」はPCエンジン mini・PCエンジン コアグラフィックス mini・Analogue Duo用です。初代のPCエンジン本体用ではありません。
この2機種を手軽に無線で遊びたいなら、実機ではなく、互換機やエミュで遊ぶほうが選択肢は広がります。ファミコン・PCエンジンのソフトをパソコンで遊ぶには、まず自分のソフトから吸い出す必要があります。方法はレトロゲーム吸い出し機器おすすめ比較にまとめています。
つながらないときに確かめる3つ

レシーバーを挿したのに動かないときは、次の3つを順に確かめてください。
- そのコントローラーが対応表に載っているか:特にスーファミ用・NES用・メガドライブ用の旧世代のレシーバーは、2021年9月以降のファームウェアのXboxコントローラーがつながりません。PS用・サターン用・N64用・GC用の新しい世代なら対応しています。
- コントローラーがペアリングの待ち状態になっているか:レシーバー側のボタンを押すだけでなく、コントローラー側もペアリングの操作が要ります。8BitDoのパッドの操作は8BitDoペアリング・モード切替早見表にまとめています。
- レシーバーのファームウェアが古くないか:PS用・サターン用・N64用・GC用は、付属のUSBケーブルでWindows 10/11のパソコンにつなぐと更新できます(公式の仕様表に「Support firmware update」とあり)。対応するコントローラーが後から増えることがあります。
それでも動かないときは、別のコントローラーでつながるかを試すと、レシーバーとコントローラーのどちらに原因があるかを切り分けられます。
画面がぼやける・遅れて見えるときは、コントローラーではなく映像の問題のことが多いです。レトロゲームを4Kモニターに映すと汚い問題とHDMI切替器の選び方を見てください。
よくある質問
Q. 本体の改造は必要ですか?
不要です。どの製品も本体のコントローラー端子に挿すだけです。外せば元の状態に戻ります。
Q. 1つのコントローラーを複数の本体で使えますか?
使えます。たとえばDualSenseを、PS用とサターン用のレシーバーの両方にペアリングしておけば、挿し替えずに使い回せます。ただし同時に2台へつなぐことはできないので、使う本体のレシーバーとペアリングし直す操作が要ることがあります。
Q. 2人で遊べますか?
レシーバーを2つ挿して、コントローラーを2つつなげば遊べます。スーファミ用は公式の仕様表に「2つのレシーバーで2人プレイに対応」と書かれています。
Q. 遅延は気になりませんか?
8BitDoは「ほぼ遅延なし」と説明していますが、数値は公表していません。シューティングや格闘ゲームの細かい操作が気になる人は、まず1台買って、よく遊ぶソフトで試してから台数を増やすのが安全です。
まとめ|手持ちのコントローラーがあるならレシーバーだけでいい
レトロ実機をワイヤレスにする道具の選び方をまとめます(2026年11月1日の確認)。
- スーパーファミコン:Retro Receiver for SNES/SFC(3,690円)。Xboxコントローラーは不可
- メガドライブ:M30 2.4G(10,370円)。6ボタンがそのまま使える
- PS1・PS2:Retro Receiver for PS(3,390円)。DualSenseもXboxもつながる
- セガサターン:Retro Receiver for Saturn(2,952円)。6ボタンにするならM30 Bluetooth版を足す
- NINTENDO64:8BitDo 64 の2.4G版(5,690円)。Bluetooth版は本体に挿せない
- ゲームキューブ:Retro Receiver for NGC はAmazon.co.jpに出品なし(公式eShopで扱いあり)
- ファミコン(初代)・PCエンジン(初代):実機をワイヤレスにする製品は無い
まずはいちばんよく遊ぶ本体の分を1つだけ買って、手持ちのコントローラーでつながるかを試してください。長いケーブルを引き回さずに、ソファから昔のソフトを遊べるようになります。ソフトや本体は、自分で持っているものを使ってください。


















































































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