こんにちは、メリ爺です。
2025年2月、ヴァナ・ディールの歴史において一つの大きな区切りがありました。
長きにわたり冒険者たちに愛され、時にはその理不尽さに涙したコンテンツ「旧リンバス(テメナス・アポリオン)」が、その役目を終えて姿を消したのです。
そして2025年6月、装いも新たに「新リンバス」として再実装されました。
X(旧Twitter)を見ていると、「復帰したけど旧テメナスを見たことがない」「新テメナスの仕様が変わりすぎていて浦島太郎状態」という声をよく見かけます。
先日も「旧テメナスってどんな場所だったの?」というポストに、私の動画を紹介していただき、多くの反響をいただきました。
そこで今回は、「旧テメナス」の空気感や攻略情報をアーカイブとして残しつつ、最新の「新テメナス」との違いを徹底比較していきたいと思います。
「懐かしい!」とニヤリとしたい古参の方も、「へぇ、昔はこんな場所だったんだ」と知りたい新規・復帰勢の方も、ぜひ最後までお付き合いください。
旧テメナスとは?
まずは、惜しまれつつ終了した「旧テメナス」の基本情報をおさらいしましょう。
レベル75時代、AF(アーティファクト)を打ち直して「AF+1」にするために、私たちは足繁くアル・タユへと通いました。
行き方・突入条件
旧テメナスへの入り口は、アル・タユの北端にある巨大な建造物の中にありました。
突入には以下の手順が必要でした。
- 場所:アル・タユ (H-11) などのDimensional Portalからテメナス入り口へ
- 必要なだいじなもの:
- コズミッククリーナー (Cosmo-Cleanse):ジュノ港のSagheeraから15,000ギル(または獣人古銭)で購入。これがないとエリアに入れませんでした。
- ホワイトカード (White Card) / メタルチップ類:各塔へ入るためのカードや、特定フロアへ進むためのチップが必要でした。
- 制限時間:基本30分~45分(エリアによる)。中の「時間延長箱」を開けることで最大まで延長可能。
- 再突入制限:突入から「地球時間で72時間(3日)経過後」にコズミッククリーナーを再購入可能。つまり週に2回行ければ良い方でした。
当時のLS(リンクシェル)では、「今週のリンバスいつ行く?」というのが定型句でしたね。
18人フルアライアンスで挑み、ドロップ品をロット勝負する……そんな光景が日常でした。
旧テメナスの構造と「地図」イメージ
旧テメナスは、中央のロビーエリアを囲むように4つの塔がそびえ立っていました。
それぞれの塔には特徴的なギミックとモンスターが配置されていました。
西塔 (Temenos Western Tower)
【イメージ:虎穴に入らずんば…】
全7層構造。各層の敵を殲滅するか、特定の敵を倒すと箱が出現。
特徴的だったのは「素材箱」を開けると「回復箱」「延長箱」が消滅する(またはその逆)という2択・3択を迫られるギミック。
「素材を取るか、時間を取るか」の判断がリーダーの腕の見せ所でした。
北塔 (Temenos Northern Tower)
【イメージ:ジョブ縛りの試練】
全7層。各層で「魔法詠唱禁止」「アビリティ使用禁止」などの強烈なペナルティが発生。
敵を倒すと解除される仕組みでしたが、解除されるまで耐え忍ぶ盾役の負担が半端なかったエリアです。
ゴブリンや巨人など、獣人系が多く配置されていました。
東塔 (Temenos Eastern Tower)
【イメージ:属性の回廊】
全7層。各層に「炎・氷・風・土・雷・水・闇(光)」のエレメンタルや召喚獣(アバター)が配置。
召喚獣を倒すと大量の素材や古銭が手に入りましたが、当時のレベル75キャップでは召喚獣1体倒すのも死闘でした。
中央塔 (Temenos Central Tower)
【イメージ:総決算のバトルフィールド】
地下1階~4階の各階層へ、各塔で入手した「チップ」を消費して突入。
ここはいわゆるボスエリアで、オメガやアルテマといった強力なHNMと戦うための「アポリオン」との対比的な場所でもありました。
特に「中央塔4階」は、全てのチップを集めた猛者だけが挑める最終エリアでした。
旧テメナスの箱・NM・報酬
旧テメナスに通う最大の目的、それは報酬です。
3種類の「箱」
テメナス攻略の鍵を握っていたのが、3色の宝箱です。
- 青い箱 (Time):制限時間を延長(15分など)。これを開けないとクリアはほぼ不可能。
- 茶色い箱 (Loot):素材や獣人古銭が入っている。これを開けるのが目的ですが、開けると敵がわく罠もありました。
- 金の箱 (Restore):HP/MP全回復&アビリティリキャスト回復。2時間アビリティ(SPアビ)を復活させて次の層でぶっ放す、という戦法に使われました。
主な報酬
- 獣人古銭:リンバス全体の通貨。これを集めてAF+1素材と交換したり、アクセサリと交換したりしました。
- AF打ち直し素材:「ベネディクトシルク」「ディアボリクヤーン」など。ジョブごとのAFをLv75相当の「AF+1」に強化するために必須でした。
メリ爺も、赤魔道士のAF「ワーロックシャポー」を「ワーロックシャポー+1」にするために、必死で古銭を集めた記憶があります。
ファストキャスト効果アップがついた時の感動は忘れられません。
旧テメナスをソロで遊ぶ、という贅沢
時は流れ、レベルキャップが99になり、IL(アイテムレベル)時代が到来すると、旧テメナスは「ソロで素材を乱獲する場所」へと変化しました。
かつて18人で苦戦した敵を、IL119装備でなぎ倒していく爽快感。これはこれで、成長を実感できる楽しい遊び方でした。
特に「忍者」や「青魔道士」などは、ソロ適性が高く人気でした。
範囲攻撃で雑魚を一掃し、箱を独り占めする。当時の苦労を知っているからこそ味わえる、背徳的な贅沢さがそこにはありました。
▼旧テメナスの雰囲気を動画でチェック
記事だけでは伝えきれない、当時のBGMやエフェクト、緊張感は動画が一番わかりやすいです。
ぜひ下の再生リストから、メリ爺のソロテメナス実況もあわせてどうぞ。
新テメナスの仕様まとめ(粒子・キラキラ・マター)
さて、ここからは2025年6月以降の「新テメナス」についてです。
旧仕様とはガラリと変わり、現代的なコンテンツへと進化しました。
新要素1:テメナス粒子 (Temenos Particles)
新テメナスの基本通貨です。旧来の「獣人古銭」に代わるもので、これを貯めることが主目的となります。
- 入手方法:敵を倒して「データゲージ」を溜める、箱を開ける、後述の「キラキラ」を調べる。
- 用途:レリック装束119+4への強化、新アクセサリのオグメ付与など。
- 週制限:1週間に入手できる粒子には上限(基本50,000、繰り越し最大100,000)があります。
新要素2:キラキラ (Sparkles)
アポリオンエリアなどで確認されているギミックですが、テメナス関連でも重要です。
特定の強力なNMが倒された後、エリア内に「???(キラキラ)」が出現することがあります。
これを調べると、ボーナスとして大量の粒子(3,000など)が一気に入手できます。
「誰かがNMを倒した恩恵をみんなで受ける」という、緩い協力要素になっています。
新要素3:マター (Matter)
「アスプロマター」「メランマター」などの新素材です。
- 入手方法:テメナス・アポリオンの宝箱から低確率でドロップ。ただし、サーバー全体で特定の条件(特定NMの撃破など)が満たされているとドロップ率が解禁される仕組みのようです。
- 用途:2025年9月に追加された新アクセサリ(耳・指など)の作成・強化に使用します。
旧テメナス vs 新テメナス 新旧比較
結局、何がどう変わったのか? わかりやすく表にまとめました。
| 項目 | 旧テメナス(~2025.2) | 新テメナス(2025.6~) |
|---|---|---|
| 参加人数・占有 | 1~18人(エリア占有型) ※他PTがいると入れない |
ソロ~PT(非占有型) ※他プレイヤーと共有エリア |
| 制限時間 | あり(30分~延長あり) | なし(マイペースに滞在可能) |
| 突入制限 | 前回突入から72時間後 | 制限なし(ただし報酬に週上限あり) |
| 主な報酬 | 獣人古銭、AF+1素材 | テメナス粒子、マター、レリック119+4素材 |
| ギミック | 素材箱 vs 時間箱の選択 | データゲージ蓄積、キラキラ探索 |
旧仕様にあった「時間との戦い」「占有待ちの行列」といったストレス要素が排除され、
「好きな時に行って、週上限まで稼ぐ」という、現代のMMOらしい仕様(ソーティやオデシーに近い感覚)になっています。
動画で見る旧テメナスアーカイブ
最後に、もう二度と遊ぶことができない「旧テメナス」の攻略動画をアーカイブとして掲載します。
メリ爺がIL装備でソロ攻略した記録です。当時の空気感を映像で振り返ってみてください。
あれだけ苦労したコンテンツもIL時代ならサクサクでした!
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まとめ
今回は、2025年のリニューアルで消滅した「旧テメナス」の記憶を掘り起こしつつ、新仕様との比較を行いました。
「旧テメナス」はもう遊ぶことはできませんが、私たちの記憶と、こうして残した動画やテキストの中には生き続けています。
新リンバスで「粒子」や「マター」を集めながら、ふと「昔はここで素材箱を選んで失敗したなぁ」なんて思い出していただければ幸いです。
それでは、またヴァナ・ディールでお会いしましょう。メリ爺でした。

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