青魔道士の二刀流についてはまとめていたのですが、二刀流を全ジョブ横串での調査は出来ていなかったので、改めて調べた結果をまとめてみました。
結論などは完全試私見なので異論は認めます。一つの参考としてお聞きください。
導入:FF11の「二刀流」でよくある悩み
「久しぶりにFF11に復帰して忍者をやってみたいけど、二刀流装備ってどうすればいいの?」
「ヘイストと二刀流のバランスが難しくて、結局どれくらい積めばいいのか分からない……」
そんな悩みを抱えていませんか?
FF11の戦闘システム、特に攻撃間隔の短縮(ヘイスト・二刀流)は非常に奥が深く、計算式も複雑です。「キャップ」や「係数」といった用語が出てくると、そこで思考停止してしまう人も少なくありません。
しかし、安心してください。このガイドでは、「細かい計算は抜きにして、結局どうすればいいの?」という疑問にズバリ答えます。
復帰勢の方や、これから二刀流ジョブを極めたい方のために、最新の仕様に基づいた「二刀流の最適解」を分かりやすく解説します。
結論:二刀流の考え方と「必要値」のざっくり結論
まずは結論から。二刀流調整のゴールは以下の3点です。
- 攻撃間隔短縮の合計キャップは80%(元の速さの5倍速が限界)。
- 装備ヘイストは必ず25%(26%)にするのが大前提。
- 魔法ヘイスト(支援)の有無で、必要な「二刀流+」の数値が劇的に変わる。
「今の状況で、装備で二刀流+をいくつ稼げばいいか」の目安は、以下の表の通りです。
| 状況(支援レベル) | 総ヘイスト値 | 必要な二刀流係数 | 必要な「二刀流+」装備値 (ジョブ特性込みの合計) |
|---|---|---|---|
| ソロ(支援なし) 装備ヘイスト25%のみ |
25% | 0.27 | +73 (事実上のキャップ到達は困難) |
| フェイス(ヘイストII) 装備25% + 魔法30% |
55% | 0.44 | +56 (かなり意識して盛る必要あり) |
| パーティ(フル支援) 装備25% + 魔法43.75% |
68.75% | 0.64 | +36 (ジョブ特性だけで足りる場合も) |
結論:
ソロやフェイスとの活動がメインなら「積めるだけ積む」。
パーティで詩人や風水士から支援がもらえるなら「二刀流装備を外してマルチアタックやストアTPにする」。
これが基本の考え方です。
二刀流の仕組みと計算の基本
ここでは、なぜ上記の結論になるのか、仕組みを少しだけ掘り下げます。

攻撃間隔と二刀流の関係
二刀流は「武器を2本持つことで攻撃回数を増やす」アビリティですが、システム的には「攻撃間隔(Delay)を短縮する」という処理が行われています。
二刀流の効果(係数)が高ければ高いほど、攻撃間隔が短くなり、結果としてものすごいスピードで殴れるようになります。
ヘイストとの関係と上限のイメージ
攻撃間隔を短くする要素は「二刀流」だけではありません。「ヘイスト(魔法・装備・アビリティ)」も同様に間隔を短くします。
重要なのは、「二刀流」と「ヘイスト」は掛け算の関係にあるということ。
そして、短縮できる限界(キャップ)は「全体で80%カットまで」と決まっています。
- ヘイスト枠のキャップ:魔法枠は約44%、装備枠は25%。合計で約68.75%まで短縮可能。
- 残りの枠:80%キャップに届くまでの「残り約11.25%」を、二刀流効果で埋めるのが理想です。
ジョブ別:二刀流の特徴とおすすめ方針
ジョブによって元々持っている「二刀流ランク(係数)」が違うため、装備で補うべき数値も変わります。

忍者の二刀流
特徴:二刀流のスペシャリスト。Lv99でランク5(係数0.65 / 35%短縮)を持ちます。
- パーティ時(フル支援):必要な二刀流+は「1」だけです。装備で二刀流を盛る必要はほぼありません。その分、マルチアタックやストアTPに全振りできます。
- ソロ時:素で35%持っているので、装備で+30〜40程度盛れば、フェイスの支援と合わせてかなり快適に動けます。
踊り子の二刀流
特徴:忍者と並ぶ二刀流ジョブ。ギフト(ジョブポイント)でランク5まで成長します。
- 方針:忍者とほぼ同じ感覚でOKです。ヘイストサンバがあるため、自身のヘイスト枠を補いやすく、ソロ性能が非常に高いのが特徴です。
青魔道士の二刀流
特徴:サポ忍・サポ踊、または青魔法の追加特性で二刀流を得ます。
青魔法のセット次第で、忍者を超えるランク6(係数0.60)まで到達可能です。
- 方針:「デルタスラスト」「偃月刃」などの魔法をセットして特性ランクを上げましょう。
- 装備:特性で十分な値を確保できるため、装備は「アデマジャケット」などのマルチアタック装備を優先するのが主流です。
シーフの二刀流
特徴:トレジャーハンターと火力の両立が求められます。Lv99でランク3(係数0.75)、ギフト550でランク4(係数0.70)となります。
- 方針:忍者や踊り子に比べて、自前の二刀流係数が低めです。その分、装備でしっかり「二刀流+」を補う必要があります。
- 装備:「アデマボンネット+1」「シェレピアス」「霊亀腰帯」など、二刀流がついている装備を積極的に採用しましょう。ヘイストキャップ時でも、装備で+11〜16程度は確保したいところです。
装備の選び方とサンプル装備セット
「具体的に何を集めればいいの?」という方へ、段階別のおすすめ装備を紹介します。

復帰勢向け:入手難度低めの装備例
まずは「アンバスケード」と「ドメインベージョン」で基礎を固めましょう。
- 武器:アンバスケード武器(カジャ〜、ネイグリングなど)。作成難易度に対して性能が破格です。
- 防具:ムンム装備(アンバスケード)。高いDEXと命中、そして二刀流+がついている部位もあり、復帰直後の忍者・シーフに最適です。
- 耳:素破の耳(神威クエスト)。Lv75時代の装備ですが、二刀流+5は今でも現役です。
- 腰:霊亀腰帯(レイキ・ヨビ)。入手しやすい二刀流装備です。
現役勢向け:高難度コンテンツ装備を使った例
より高みを目指すなら、以下の装備を目標にしましょう。
- 防具:アデマ装備(免罪符)。HQになれば高い命中・攻撃・マルチアタック・二刀流を兼ね備えた最終装備候補です。
- 背:アンバスケードのマント(ジョブマント)。オーグメントで「二刀流+10」を自由に付けられます。これで調整するのが一番楽です。
- 指:エポナリング。アビセア時代の装備ですが、再攻撃性能が優秀で手数を稼ぐのに必須級です。
よくある質問(FAQ)
- Q. 命中が足りないときは、二刀流とどっちを優先すべき?
- A. 命中が最優先です。攻撃が当たらなければ、いくら攻撃間隔が短くてもダメージは0です。まずは敵に攻撃が当たる命中(IL119コンテンツなら1100〜1200目安)を確保し、余った枠で二刀流を盛りましょう。
- Q. WS(ウェポンスキル)を撃つときも二刀流装備のままでいい?
- A. 基本的には着替えます。WSのダメージは「ステータス(STRやDEX)」や「WSダメージアップ」装備で伸びます。WSの瞬間だけは二刀流装備を脱いで、威力特化の装備に着替えるのがセオリーです。
- Q. 二刀流を盛りすぎるとどうなる?(得TPの減少)
- A. 攻撃間隔が短くなりすぎると、1発あたりの得TPが減ります(振り数調整への影響)。キャップ(80%短縮)を超えて二刀流を積むと、攻撃速度は変わらないのに得TPだけ減るというデメリットが発生します。過剰な積みすぎには注意しましょう。
まとめ:自分の環境に合わせて二刀流を調整しよう
二刀流は「ただ積めば強い」というわけではなく、「支援環境に合わせて調整する」のが上級者への第一歩です。
- ソロなら二刀流装備をガン積み。
- パーティなら二刀流を減らしてマルチアタック。
この記事の表を参考に、まずは自分の手持ち装備で「今の自分に最適なセット」を組んでみてください。その試行錯誤こそが、FF11の最大の楽しみです!


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