ふと脳内で再生される、あの哀愁漂う「神曲」。
YouTubeで偶然BGMを耳にして、無性に『ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー』が遊びたくなる夜ってありますよね。
「久しぶりにメイアで空を飛びたい」
「ポチになって地面を掘り進みたい」
そう思ってSwitchの「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」を探しても、タイトルが見つからない……。
実は残念ながら、現在Switchでファミコン版のドラゴンスレイヤーIVは配信されていません。
しかし、諦めないでください。
Switchで「MSX2版」なら今すぐ遊べますし、どうしてもファミコン版にこだわるなら「レトロフリーク」という最強の選択肢があります。
レトロゲームを愛して30年以上、現在も現役でドラスレIVを周回し、サントラを聴きながら酒を飲むのが日課の筆者が、現代でこの名作を骨の髄まで楽しむための「環境構築」を徹底解説します。
ドラゴンスレイヤーIVはSwitchで遊べる?【結論:MSX版ならOK】
ファミコン版の配信状況と「EGGコンソール」の救世主
結論から言うと、Nintendo Switch Onlineやアーケードアーカイブスにおいて、ファミコン版(FC版)のドラゴンスレイヤーIVは配信されていません。
しかし、ここでページを閉じないでください。
実は「EGGコンソール」というシリーズから、MSX2版のドラゴンスレイヤーIVがSwitchで配信されています。
実際にEGGコンソール版(MSX2)を遊んでみた感想:
正直、私も最初は「いや、俺がやりたいのはファミコン版なんだよ……」と食わず嫌いをしていました。
しかし、実際にDLして遊んでみると、その快適さに驚愕しました。
- どこでもセーブ機能:これが最強すぎます。パスワード入力の呪縛から解放され、仕事の合間に10分だけプレイが可能。
- 倍速モード:移動が少しもっさりしている古いゲームも、倍速機能でサクサク進めます。
「思い出の補正」を邪魔しない範囲で、現代的に遊びやすくチューニングされている。これがEGGコンソールの凄さでした。
まずは手軽にあの世界観に浸りたいなら、EGGコンソール版は最有力候補です。
[画像:EGGコンソールの実際のプレイ画面(Switchの画面キャプチャ)]
ファミコン版とMSX2版の違い(BGM・グラフィック)
「でも、ファミコン版と違うんでしょ?」
その通りです。マニアックな話をすれば、音源や色使いに違いがあります。
FC版原理主義者の私が感じた主な違いは以下の通りです。
| 比較項目 | ファミコン版 | MSX2版 |
|---|---|---|
| 音源 | ファミコン音源 (チープだが哀愁がある) |
PSG/SCC音源 (重厚感がある) |
| グラフィック | 明るくポップな色使い | 全体的に色が濃く、 少し暗めの雰囲気 |
| マップ | オリジナル | 一部配置が異なる |
特に違いを感じるのは「ポチ」のBGMです。
FC版のあの「ピコピコ感あふれる軽快さ」に対し、MSX版は少し重厚で機械的な響きがします。
正直に言えば、「あの頃の記憶」と完全に一致するのはやはりファミコン版です。
しかし、MSX版のBGMも古代祐三氏の楽曲の良さは健在。むしろ「別バージョンのリミックスを聴いている」ような感覚で楽しめました。
どうしても「ファミコン版」がやりたい!を実現する方法
「いや、俺はあのファミコン版の音と色で、ゼムンを倒したいんだ!」
その気持ち、痛いほどわかります。
MSX版では埋められない「ノスタルジーの溝」を埋めるには、実機(カセット)を使うしかありません。
中古ソフトと「レトロフリーク」が最強の組み合わせ
今の大型4Kテレビで、ファミコン版を最高画質で遊ぶための最適解。
それが「中古ソフト」+「レトロフリーク」の組み合わせです。
[画像:レトロフリーク本体とドラスレIVのカセットが刺さっている写真]
私も実家の押入れから発掘したカセット(端子が錆びていたので綿棒で掃除しました)をレトロフリークに差しましたが、一発で起動した時の感動は言葉になりません。
なぜ実機(赤白ファミコン)ではなくレトロフリークなのか?
理由は「セーブデータの消失」という恐怖からの解放です。
レトロフリークを使うメリット:
- 電池切れの心配無用:カセットのセーブデータではなく、本体にデータを保存できる(クイックセーブ機能)。
- 高画質出力:HDMI接続で、ボケのないクッキリしたドット絵が楽しめる。
- インストール機能:一度カセットを読み込ませれば、以後はカセット不要で遊べる。
「苦労してクラウンを集めたのに、翌日データが消えていた……」
あの子どもの頃のトラウマを、大人の財力(レトロフリーク)で解決するのです。
具体的な商品「レトロフリーク」
互換機がない場合の選択肢(安価なFC互換機など)
「レトロフリークは少し予算オーバーだな……」という方には、安価なファミコン互換機という選択肢もあります。
最近ではAmazonなどで数千円でHDMI出力対応の互換機が手に入ります。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 音の再現性:安価な機種は、BGMの音程がズレて聞こえることがある(ドラスレIVのような音楽重視のゲームでは致命的かも)。
- 画質:HDMI対応でも、少しぼやけた画質になることが多い。
松竹梅で言うなら、SwitchのEGG版が「梅」、安価な互換機が「竹」、そしてレトロフリークが「松」です。
大人の趣味として長く楽しむなら、私は断然「松」をおすすめします。
具体的な接続方法や、おすすめのプレイ環境については以下の記事でも詳しく解説しています。
なぜドラゴンスレイヤーIVは「神ゲー」なのか?
古代祐三氏による「神曲」の魔力
本作を語る上で絶対に外せないのが、ゲーム音楽界のレジェンド・古代祐三氏によるBGMです。
オープニングの期待感、ダンジョンの焦燥感、そしてボス戦の緊張感。
音楽が良いからこそ、あの難解で理不尽な迷宮探索も苦にならなかったのです。
40代の皆さんは経験があるのではないでしょうか?
テレビのスピーカーにカセットレコーダー(デカいラジカセ)を近づけて、「静かにして!」と家族を黙らせて録音したあの日々を。
大人になった今、私はサントラを聴きながらハイボールを飲むのが至福の時間です。
ゲームをプレイする時間が取れなくても、音楽だけで当時の情景が鮮明に蘇ります。
具体的な商品「ドラゴンスレイヤーIV オリジナルサウンドトラック」
「家族全員が主人公」という画期的なシステム
父(ウォーゼン)、母(メイア)、兄(ロイアス)、妹(リルル)、そしてペット(ポチ)。
家族全員に固有の能力があり、それらを駆使して攻略するシステムは当時あまりに画期的でした。
特に「ポチ」の万能感。
敵に当たっても平気なポチでマップを埋め尽くし、最後に父さんでパワー勝負に出る……。
あの戦略性と、長すぎるパスワードをノートに書き写す「面倒くささ」も含めて、本作は間違いなく神ゲーです。
1987年7月、僕たちは何をしていたか【タイムスリップ】
ドラスレIV発売当時の世相と発売ソフト
『ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー』が発売されたのは、1987年(昭和62年)7月17日。
この日がどんな日だったか覚えていますか?
実は、あの大スター・石原裕次郎氏が亡くなった日でもあります。
日本中が悲しみに暮れるニュースが流れる中、私たちはテレビの前でコントローラーを握りしめていました。
- 音楽:BOØWYが『MARIONETTE』でヒットチャートを席巻。
- ゲーム:少し前には『ファンタジーゾーン(FC)』、翌月には『聖闘士星矢 黄金伝説』が発売。
[画像:1987年の年表イメージ]
エアコンなんてない自分の部屋。
扇風機のぬるい風を浴びながら、汗だくになってブラウン管に向かっていたあの日。
攻略本もネットもなく、友達との情報交換だけが頼りだった夏。
ドラスレIVを遊ぶということは、単にゲームをクリアすることではありません。
あの熱くて必死だった「1987年の夏」を、もう一度体験することなのです。
まとめ:今すぐドラスレファミリーに帰ろう
最後に、今の環境でドラゴンスレイヤーIVを楽しむ方法をまとめます。
- 手軽に遊びたい人:
Switchで配信中の「EGGコンソール(MSX2版)」をダウンロード。セーブ機能が快適。 - こだわり派の人:
Amazonや駿河屋で「ファミコン版の中古ソフト」を購入し、「レトロフリーク」でプレイ。
中古ソフトの価格は年々上昇傾向にあります。
「いつかやろう」と思っているうちに、手が届かないプレミア価格になってしまうかもしれません。
在庫がある安い今のうちに確保しておくのが、賢い大人の選択です。
EGGコンソール版で妥協せず、あえて「実物」のカセットを手元に置いてみませんか?
棚に飾ってあるパッケージを見るだけでも、日々の仕事の疲れが少し飛びますよ。
具体的な商品「ファミコン版 ドラゴンスレイヤーIV」
具体的な商品「レトロフリーク」


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